京都市右京区「嵯峨の家・Y家(旧I家)改築工事」
瓦葺屋根部分の改修工事が行われています
嵯峨の家は、江戸時代から住み継がれる過程で、改築、増築した部分があり新旧入り混じった建物となっています。
今回の工事では、改修の痕跡を調査し、建物元の姿の復元をするべく進めています。
建物の歴史を残していけるよう、改修で全ての材を新しくするのではなく、
極力使える材は再利用し(1本でも2本でも残して)前の痕跡(工事履歴が分かるよう)を残すようにしています。
例えば、屋根の垂木部分では、力のかからない場所に丸太材を再利用し前の工事の痕跡を残すようにしています
既存野地が杉皮の部分には、今回の工事においても新しい杉皮で葺き直しています
最終更新日:2019年6月3日投稿日:2019年3月28日