気密工法について

気密工法は「断熱」「気密」を組み合わせた住宅で、断熱材や気密シートで家全体を包み込みます。
「断熱」・・・床下、壁、天井に断熱材を充填する。家の中と外の環境を分け、熱が伝わるのを少なくする
「気密」・・・家の隙間をできるだけ無くし、家の中と外の空気の交わりを無くす

~高気密、高断熱住宅のメリットは~
● 冷暖房効率も良くなり、温度の変動も少なく、体への負担も少ない室内環境になります。ヒートショック対策にも有効です
● 家の中の温度差が小さくなることで結露しにくくなり、住宅が長持ちする
● 温暖化の原因となるCO2排出量も削減
● 壁体通気を抑制し断熱性能の低下を防止する
● 計画換気の性能保持
● 音が外に漏れにくい

これからの季節でしたら、湿度の高い空気や真夏の熱風などの不快な空気の侵入を防ぐ事ができます。
反対に、隙間から室内の快適な空気が外に逃げるのも防いでくれます。

施工中の現場ブログにもアップしております「桂坂の家」は気密工法で施工しています。https://www.takeuchi-kyoto.jp/update/blog/4088/ 

気密は断熱材グラスウールに気密シートを貼って取っておりますが、外壁の面材(ダイライト)のジョイント部にも気密テープを貼りました。サッシがついた状態でどの程度の気密があるか先日気密検査を行いました。

                                            

写真の装置を使って測定です。

サッシはしっかり閉めて

これから木製建具が付く窓は空気が外に出ないようにしっかり閉じます。そして空気がどの部分から外に漏れているかを調べます。目で見ることは出来ないのですが空気の流れは感じる事が出来ます。サッシ部の場合はその製品の気密性能によりますが木部の取り合い、外部に繋がっている排水口などの場合はもう一度テープをはり直したり、簡易ウレタン断熱材を吹きつけたりします。

試験の結果はc値 0.65㎠/㎡でした!
C値というのは建物の面積に対してどれくらいの隙間があるかを写真の装置を使って測定したものです。(一般的に高気密仕様は 2.0㎠/㎡ 以下とされています)

竣工前にももう一度気密測定を行います。その頃は大きな木製の窓がついておりますので数値が気になるところです。

 

 

 

 

 

 

最終更新日:2018年6月11日投稿日:2018年6月11日