「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市左京区でマンションリノベーションの現場です。
無機質になりがちなRC造のマンション空間ですが、暖かみのある空間となるよう木や自然素材を取り入れたリノベーションになっています。
専有面積56.7㎡のコンパクトな空間には、細やかに計画された造作家具が入り、空間を無駄なく使える設計になっています。
今回は枠周りの木の使い方や、竣工後は見えなくなってしまう造作家具の細かな加工など、ご紹介させていただきます!!
外部の開口に面した一番明るい空間、広間・寝室となります。
アールの天井は漆喰で仕上げます。
腰壁の化粧材はサワラ、枠廻りは桧です。
向かって右側はキッチンです。
アルミサッシの内側に木製枠を組んでいます。
枠内にはサッシ側にプリーツスクリーン、室内側に障子戸が入ります。
この小窓の向こうにはキッチンがあります。
枠内にはウッドブラインドが入ります。
小窓により空間が緩やかに繋がりますし、壁面の良いアクセントにもなります。
造作家具は家具屋さんが制作したモノを現場で調整しながら組み立てていきます。
家具屋さんが採寸して下さっている部分には、造作家具でソファと、固定棚が入ります。
こちらはキッチンです。
給排水水や電気配線との兼ね合いも多く、細かな相談をしながら進められます。
こちらは取り付け前の洗面台。
裏側から見ると、溝が彫ってあります。
この溝には、間接照明が入ります。
今回の造作家具は間接照明も多いので、見えない部分にこういった加工が施されています。
間接照明の配線を逃がすための溝もあります。
普段見える部分ではないですが、この加工がないと、配線が外に出てしまうんですね。
細やかな気配りがとても素敵だなと感じます。
キッチンの面材には、中杢の突板が使われています。
中杢の部分は一本の木から採れる量が限られ、希少価値が高いこだわりの素材になります。
天板はシザーストーン(天然鉱物を主原料に生成された素材)を使用する予定です。
調味料ラックなど、小さなスペースは、木で引出しを作ると厚みが出て、どうしても使える部分が小さくなってしまいますが、
金属ですと、薄く仕上げることが出来ます。
設計はA design office 木下 阿希江さまです。
京都市上京区「マンションリノベーション」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市左京区「マンションリノベーション工事」~工事が始まりました~
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最終更新日:2024年12月3日投稿日:2024年12月3日