「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市上京区でマンションリノベーションを施工中です。
もともと3LDKというお部屋でしたが、大きく間取りを変えるリノベーション工事です。
新しい間取りでは、空間が3つのゾーン分かれます。
バルコニーに面した広間・寝室ゾーン、部屋の中央に食事室、玄関廻りに水周りとクローゼットとなります。
まずは解体しスケルトン状態にします。
無機質な印象のマンション室内に、吟味した自然素材を適材適所に取り入れます。
専有面積56.7㎡の空間がどのように生まれまわるのか楽しみです。
今回は築46年のマンションです。
築年数の浅い建物に比べて、躯体精度(鉄筋コンクリート)に誤差があり、木下地を組む際、全体での収まりの微調整も考慮しながら行います。
工事中はマンション全体に音が響くので、近隣も方への音に配慮しながら工事を行っています。
断熱材は現場で発泡硬質ウレタンフォームを吹付しています。
断熱性(床暖房の性能向上も含め)と、遮音性向上のため、床、壁は全面、天井は外壁から1メートルの範囲に断熱材を充填しています。
トイレ周りは、同じ専有部分内でも防音に配慮し断熱材のグラスウールを充填しています。
床下に配管が通る部分は床レベルが高くなります。
床レベルを上げるための床組は高遮音タイプの支持脚を使用してます。
支持脚上のパーチクルボード間に隙間がありますが、ボード同士がすれて音鳴りしないようにする為の施工方法です。
広間・寝室のスペースは先ほどの部分に比べ、床レベルが約15cm低いので、遮音マットで防音対策をしています。
不思議な形状の木下地は広間・寝室の天井部分です。
天井がアールになり、壁、天井は漆喰でアール状にやわらかく塗って仕上げます。
こちらは、絵を掛けたいとの事で、広めに12.5mm合板で補強を入れてます。
何か重たいモノを掛ける場合や、棚等を今後付け足す可能性がある場合などは、下地補強をしておくと安心ですね。
今後の工事の様子で、上京区「マンションリノベーション工事」で使われる自然素材、造作建具、細やかな造作家具など、ご紹介させていただきます!!
設計はA design office 木下 阿希江さまです。
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マンションリノベーション
最終更新日:2024年11月5日投稿日:2024年11月5日