「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
大阪府箕面市「K邸新築工事」の現場です。
北摂の閑静な住宅地にあり、延べ坪24坪ほどのコンパクトな計画です。
こちらのお住まい、北側道路に面し、大きな矩勾配(かねこうばい、45度の勾配)の特徴的な屋根を持つ建物です。
そして今月、瓦の施工が完了しました。
むくりのついた屋根の形状に合わせて、一枚一枚削るなど、加工をしながら取り付けをしました。
矩勾配屋根の施工のため、屋根足場を組んでの施工をしました。
横から見ると、北側の屋根勾配が良く分かりますね。
建物正面には、プライバシーに配慮した高さのある塀が設けられます。
こちらはモルタルの下地として、木摺り下地が施工されています。
大きな屋根と塀の組み合わせが印象的な意匠となりそうです。
瓦ですが、当初は一文字瓦で計画をしていましたが、
住まい手さまが、数寄屋建築を見に行かれ、そちらで使われていた瓦が素敵だった、ということで、
やろうじき瓦と呼ばれる、波のようなデザインの三州産のいぶし瓦を取り入れています。
軒天は杉の源平(赤身と白太が混在している板)ですが、
大工さんは色味を見ながら施工してくださっています。
杉が持つ風合いが感じられる軒天になっています。
内部の造作工事も進んでいます。
こちらはリビングです。
天井はピーラー(柾で目が細かい米松)です。
玄関ホールは、2階ホールまで吹き抜けで、コンパクトながら、開放感の感じられる空間となっています。
造作材に使う木材は、弊社倉庫にて住まい手さまと一緒に選定をしました。
玄関上がり框、本棚、キッチン棚はブラックチェリー
設計は吉武聖建築設計事務所さまです。
以前の現場ブログはこちらをご覧ください
大阪府箕面市「K邸新築工事」上棟しました
大阪府箕面市「K邸新築工事」地鎮祭が執り行われました
今回のブログに関連したコラムはこちらをご覧ください。
地産地消の瓦
木材の樹種について
日本の樹、杉
最終更新日:2024年10月1日投稿日:2024年10月1日