「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市左京区「マンションリノベーション工事」の現場では左官工事が進行中です。
今回は改修するマンション室内を全て解体し、断熱工事として、外部に面するサッシを断熱、遮音サッシ入替、
外部に面する内壁、天井は、吹付断熱を施し、そして内部は新しいプランニングを基に新設間仕切り壁をつくるという工事を進めてきました。(これまでの工程は記事最後に以前の現場ブログのリンクがありますのでそちらをご覧ください)
建具枠や木製建具には赤身の吉野杉、床にはチーク材など、住まいの中に吟味された素材が取り入れられ使用されます。
こちらはリビング、壁の一部には赤身の杉が張られています。
こちらは主寝室のヘッドボードです。
杉の小幅板を張って造作しています。
天板はナラ材です。
壁は左官下地のラスボードが貼られた状態です。
壁、天井の下地の施工後、左官工事が始まります。
こちらはリビングの天井です。
下塗りのカーボンプラスターを塗っているところです。
仕上げは漆喰塗り仕上げとなります。
土塗りの材料は、調合後長い時間置いておくと、変色してしまうので、現場で都度調合し、同じ色に仕上がるようにしています。
こちらは漆喰壁の下地になる部分に使う土です。
京都の深草土に砂、藁を混ぜて作っています。
こちらは仕上げに使用する切り返し仕上げ用の土です。
原料は下塗り用と同じですが、砂、藁に細かいものを混ぜて作っています。
下塗り用の土より、よりきめ細かくなっています。
土壁仕上げになる壁面は、1回目に塗った土が乾ききらないうちに、2回目の土壁を塗ります。
職人さんは乾き具合を見ながら、1面ずつ壁を仕上げていきます。
自然の土の風合いが感じられる仕上がりになっています。
土壁は調質性があるので室内を快適な湿度に保ってくれます。
心が落ち着き、自然素材の爽やかさを感じる事ができます。
こちらは主寝室です。
和室だけでなく、洋室も土壁で仕上げています。
天井は漆喰仕上げです。
玄関と玄関ホールは壁、天井ともに土塗りで仕上げます。
写真は天井に土塗りがされた状態です。
壁はラスボードの上に下塗り石膏プラスターが塗られています。
室内は収納スペース以外全て左官仕上げになります。
設計は堀部安嗣建築設計事務所さんです。
京都市左京区「マンションリノベーション工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市左京区「マンションリノベーション工事」
京都市左京区「マンションリノベーション工事」~木工事が進んでいます~
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最終更新日:2024年5月20日投稿日:2024年5月20日