「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市西京区で「S邸新築工事」が始まります。
こちらの土地には、築約50年の住宅が建っていました。
お施主さまにとっても思い入れのあるお住まいでしたが、今回は建て替えをされることになりました。
いったん更地にするため、解体工事を行いました。
解体前に使用されていた障子、襖は新しいお住まいで再利用をする予定です。
解体工事前に神主さんをお呼びして解体清祓(かいたいきよばらい)をされています。
清祓は、これまでの住まいへの感謝と、この家の取り壊しを行う報告をし、これから施工する工事が無事に終わるように祈願していただきました。着工前には地鎮祭も予定しています。
家づくりは、住まい手さまにとって、とても大切なことで、形式は様々ですが、建築に関わる祭事も大切にしたいと考える方が多いです。
一般的な祭事には私たちも同席させていただきますが、良い住まいとなるよう、安全に工事が行えるよう、
祈願をしていただくと施工者としても身の引き締まる思いがします。
解体工事に関してですが、令和4年4月にアスベスト関連法令の改正があり一定以上の解体(建築物の=床面積の合計が80平方メートル以上の解体工事)や改修工事(請負代金の合計が100万円以上の改修工事)においてアスベストの含有の有無にかかわらず事前調査の結果の報告が義務付けられるようになりました。
S邸も解体工事前に検体の採取、調査を行いましたが、アスベストの使用は確認されませんでした。
アスベストの使用がある場合は周辺に飛散しないよう、除去する建材の湿潤化や、養生などの対策が必要になります。
解体工事が完了し、更地になりました。
S様は設計士さんで、「S邸新築工事」はご自身でお住まいの設計をされています。
以前に竹内工務店施工の住まいを見学いただき、地域産材を使った家づくりに共感いただきました。
「S邸新築工事」では、地域産材を取り入れる予定になっています。
前面道路より1.5m程高い敷地ですが、バリアフリー対策として、スロープで外部と行き来できるアプローチとなります。
黒系の金属サイディングのモダンな外観ですが、構造材や内部造作には京都府内産の木材と、北山丸太なども取り入れます。
秋ごろの着工を予定しており、完成する頃には、道路を挟んだ向かいの公園に桜の花が満開となりそうです。
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住宅の祭事
最終更新日:2023年8月19日投稿日:2023年8月19日