「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
「北嵯峨の家(O邸)新築工事」昨年の夏ごろに手刻みの構造材の加工が始まりました。
約7か月の工期を終え、3月に竣工、無事お引渡しをしました。
O様、この度は誠におめでとうございます。
田畑などの自然が残り、里山の懐かしい雰囲気を感じる北嵯峨の眺望を取り込んだ開放感のあるリビングは本当に気持ちの良い空間になっています。
今回は竣工の様子をお伝えします!!
焼杉板を使った外壁に、杉板の押縁を取付けています。
押縁の効果で黒と白のコントラストが印象的な外観になっています。
押縁は意匠的にも効果的ですが、焼杉板の外壁の継手を押える意味もあります。
玄関正面の外壁は色モルタル掻き落とし仕上げです。
軒天は無垢杉板、独立柱は北山磨き丸太です。
玄関土間は色モルタル、ホール部分の床はタイル、框は無垢タモ材です。
天井は無垢杉板貼り、垂木現しで、木の温もりが感じられる空間になっています。
リビング南面には、外に開かれた大きな木製窓があり、北嵯峨の眺望を室内に取り込んだ豊かな空間となっています。
リビングの中心には八角形に加工した無垢桜材の柱があります。
天井は桜の柱を中心に勾配天井の垂木がFIXガラスの欄間窓の内外を貫き伸びていきます。
そこには外部と内部の境をなくした空間の拡がりが意図されており、外の風景が、よりのびやかに感じられます。
床は60cm角の大判タイルで、リビングとキッチンの足元には床暖房が入っています。
リビングと一続きになったテラスです。
テラス床はリビングと同材の大判タイルで、奥行きは約180cmあります。
庇の出も約180cmあり、しっかり床面を覆ってくれます。
庇を支える独立柱は北山磨き丸太です。
リビング空間と併せて、様々なシーンでテラス時間を楽しめそうです。
こちらは個室空間です。
ブルーの壁の向こうに収納があります。
収納へはブルーの壁の両サイドからアクセスできるようになっています。
家族で共有する収納などは、このように2方向(回遊)アクセスできるのが機能的です。
収納の中は、壁に沿って、棚やパイプなどが備え付けてあります。
一目で全体が見渡せるので、持ち物の把握もしやすそうです。
O邸はリビングなど来客時に使われるパブリックゾーンと、プライベートゾーンを使い分けられる計画になっていて、
メインの洗面脱衣洗濯室は主寝室に併設してあります。
洗面、トイレ、洗濯室、室内物干し、脱衣室を兼ねた、
シンプルで、コンパクト、機能性を高めた空間です。
2階にはお客様用の洗面脱衣シャワールームがあります。
来客が多い住まい手さまは、こういったサブのシャワールームがあると、気兼ねなく滞在していただけそうで良いですね。
現在、外構工事の石張り工事を施工中です。
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」~竣工前の最終工事~
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」~FIXガラスの工事~
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」~外壁の焼杉板張り~
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京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」~木を使った天井と軒天~
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事~上棟しました~」
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事~手刻みが始まりました~」
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北山杉、台杉について
最終更新日:2023年4月26日投稿日:2023年4月26日