「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
T邸リノベーション工事では、内部の造作工事で古材を再利用しています。
お施主さまの以前のお住まいから、床の間の木材、天井板などを
大工さんにお願いし、再利用ができるように取り外し、保管をしていました。
天井板はお施主さまの先祖から屋久杉であると伝えられています。
屋久杉は現在では伐採が禁止されている希少な木材です。
こちらはしっかりと汚れを落とし、再利用しました。
屋久杉の天井板は、これまでの使用による、穴や日焼けの跡などもありますが、なるべく良い部分を選び、竿縁部分で穴や日焼けなどが見えないよう調節しながら天井板を貼っています。
長年使われてきた屋久杉の天井板は、経年により独特の色味と、美しい艶があります。
鶴と松の絵が彫られた欄間も再利用の材料です。
欄間の余り寸法の部分には縦格子のルーバーを組み合わせています。
床板は他の現場から取り外した古材です。
竹内工務店の倉庫で保管していた欅材を、削り直し再利用しています。
襖の引手も以前のお住まいから取り外したものです。
こちらも使い込まれた質感と、アンティークな雰囲気のデザインが魅力的です。
和室の襖に再利用する予定です。
京都市北区T邸「京町家リノベーション」の現場では、
9月10日(土)に完成見学会を予定しています。
詳しくはこちらをご覧ください!!
「京都市北区T邸~京町家リノベーション~」9月10日(土)完成見学会を開催します
T邸京町家リノベーションのブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市北区T邸「京町家リノベーション」~外壁の焼杉板貼り~
京都市北区T邸「京町家リノベーション」~木工事、耐震補強~
京都市北区T邸「京町家リノベーション」~屋根工事~
京都市北区T邸「京町家リノベーション」解体工事が始まりました
今回のブログに関連した記事はこちらをご覧ください
古いもの(材)を活かす家づくり
古材と強度について
最終更新日:2022年8月12日投稿日:2022年8月12日