「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市東山区「料理研究所武田カフェ新築工事」の現場です。
昔ながらの京町家とビルが混在する市街地で工事を行っています。
今回の建物は狭小地での計画のため、建物すべてを囲うカタチでは足場を組むことができません。
東側の外壁工事は足場が無くても施工ができるサイディングの内張工法で行いました。
東隣の建物との間は約30cmです。
足場はもちろん建てられませんし、人が入って作業するのも余裕があるスペースではありません。
市街地や、住宅密集地など、狭小敷地で足場を組むスペースがない場合でも、サイディングを内張りで施工する方法で外壁工事を行うことができます。
今回使用するのは窯業系サイディングです。
窯業系サイディングは、金属サイディングに比べ重さがありますが、
今回は少しでもサイディングを軽くするため、中心に穴が開いたものを使用しています。
サイディングの内張工法では、サイディングを貼る前に、透湿防水シートを1段づつ貼っていきます。
隣地との間の狭いスぺースに職人さんが入り、下からサイディングを持ち上げ、上で施工する職人さんに渡していきます。
1枚3mほどあるサイディングは重量がかなりあります。
落とさないように、慎重に作業が進められていきます。
通気金物の上にサイディングを乗せ、建物の中から固定するためビスで止めていきます。
地面から届かない位置からは、コーキングも同時進行で行います。
サイディングの内張工法では、通常より、人手も必要ですし、施工の時間もかかります。ですが、足場を組むことができない狭小敷地や、隣地とのスペースに余裕がない場合でも、外壁工事を行うことができます。
京都市東山区「料理研究所武田カフェ新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
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京都市東山区「料理研究所武田カフェ新築工事」~構造材を手刻みで加工しています~
最終更新日:2022年7月30日投稿日:2022年7月30日