「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
昨年の秋から約6か月、工事を進めてまいりました京都市右京区K邸ですが、無事竣工し、先日お引渡しをさせていただきました。
K様この度は誠におめでとうございます。
今回はK邸の竣工の様子をお伝えします!!
K邸は木造3階建の2世帯住宅です。
黒系のシャープなイメージの金属サイディングの外壁に1階、2階の軒天は無垢杉板が見える仕上げになっています。
2階のLDKは22.5帖あり、吹き抜け、オープンキッチン、和室と繋がっており、
明るく、開放感のある空間になっています。
先日開催した完成見学会では、実際の面積よりも広く感じる吹き抜けの効果を
実感されるお客さまも多かったです。
K邸には家事動線の面でも色々な工夫を取り入れましたが、
そういった部分も好評でした。
リビングには書斎スペースとして使える3帖の和室があります。
畳部分は30cmの高さがあり、座ることもできます。
畳の下には大きな引出し収納を造作しました。
対面式のキッチンには、リビング側から使える造作家具の棚を組み合わせました。
棚の天板は無垢松材の1枚板です。
こちらはキッチンの横にある家事室です。
家事室の中にはパソコンがえる机と、ルーター等が置ける棚、上部にも棚を造作しました。
壁の黒っぽい部分は黒板塗料で、壁一面磁石が使えるようになっています。
広々とした洗面室には、2ボールの洗面カウンターを取り入れました。
洗面室の隣にはランドリールームがあります。
家事動線を考慮し、洗濯機の他、ガス乾燥機、室内洗濯物干しもあり、洗濯がこのスペースで完結できるようになっています。
吹き抜けに面したホールには、フリースペースとして、机を造作しました。
ホールの扉の向こうに子供部屋があります。
2階とLDKに縦の繋がりがあり、2階リビングと3階とで、子供さんとの会話も進みます。
子供部屋は10.5帖のスペースがあります。
大きなスペースなので、お子さんの成長に合わせて、フレキシブルに使うことができます。
ここからは1階部分です。
2世帯住宅ですので、1階にもキッチンを設置しました。
床材は無垢の桧材です。Kさまは、以前のお住まいでも桧板を床材に使っておられましたので、今回床材に取り入れました。
お部屋に入った時に、桧の良い香りが感じられます。
もともとこの土地には、K様がお住まいの古家が建っており、
木製建具のガラスは、旧建物の木製建具に使われていた波模様の型板ガラス、
腰板部分は松材です。
地窓の下の一枚板ですが、旧建物で衝立として使われていたもので、城南宮さんのご神木です。
今回のお住まいでも使いたかったので、大工さんが磨き、飾り台としています。
玄関は天井にも杉板を使用した木の温もりを感じる空間になっています。
式台はミズメさくら、框は栗です。
土間部分は豆砂利の洗い出し仕上げです。
玄関横には、大容量のシューズクローゼットがあり、
玄関とは別にホールに出入りすることができます。
K様の想いもこもった大切なお住まい、お引き渡しは終わりましたが、
これから住まいを守るメンテナンス「家守」の仕事が始まります。
快適な住空間が保てるよう、お手伝いができればと思っています。
以前の現場ブログはこちらをご覧ください。
京都市右京区K邸新築工事~内部造作工事~
京都市右京区K邸新築工事~外壁サイディングと無垢杉板の軒天~
京都市右京区K邸新築工事 上棟しました
今回のブログに関連した記事はこちらをご覧ください
住まいの記憶を残す
最終更新日:2022年4月28日投稿日:2022年4月28日