京都市北区S邸ギャラリーのある家新築工事の現場です。
S邸は絵画作品を鑑賞していただくため、白を基調とした、シンプルな内装の中に、木の温もりを感じていただけるよう、随所に無垢木材を使用した空間になっています。
お客様をお迎えする玄関スペースでは、こだわりの素材の一つ、石州タイルを使用しています。
石州タイルは、島根県石見地方で生産されている粘土瓦、石州瓦と同じ材料を使って作ったタイルです。
陶土と天然の来待(きまち)石と水を使った釉薬が原料で、吸水率が低く、硬さのある素材で、内装、外装と両方に使っていただけます。
今回S邸では、玄関土間(建物内)と、アプローチ(外部)に石州タイルを使用します。
1坪弱の玄関土間スペースですが、1枚約7cm角のタイルなので、何百枚という数になります。
モルタル下地の上に、セメントペーストを塗り、タイルを一枚ずつ並べていきます。
一枚一枚、微妙に寸法が違う部分もあるので、糸を基準に、目地部分で調整しながらの作業になります。
石州タイルですが、一枚一枚、手作りで、温度差や釉薬の濃度により、色の濃淡があり、独特の風合い、表情があります。
角に使うタイルは小口が見えてきます。
そのため、小口部分にも釉薬が塗ってあるタイルを特別注文で制作していただきました。
玄関土間から室内へは、約15cmで上がれる高さになっています。
石州タイルの土間と、無垢タモ材の框です。
どちらも自然素材の風合いと、経年変化を楽しめる素材です。
S邸では、11月20日(土)に完成見学会を開催します。
ご興味のある方はぜひこちらからお問い合わせください!!
11月20日(土)京都市北区「S邸ギャラリーのある家新築工事」完成見学会を開催します
「京都市北区S邸 ギャラリーのある家新築工事」以前の現場ブログはこちらをご覧下さい。
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最終更新日:2021年11月12日投稿日:2021年11月12日