京都市北区S邸ギャラリーのある家新築工事の現場です。
今回はS邸の外壁仕上げについてです。
お施主様のお父様は、生前によく海外に行かれていました。
そういった旅の記憶を、こちらの住まいに取り入れたら素敵だなと思いました。
イタリアなど、ヨーロッパの住宅でよく見る、
少しモコモコとした外壁のイメージをヒントに、
今回は、ジョリパットの外壁をご提案させていただきました。
ジョリパットは塗り壁仕上げに用いる材料の名前です。
もともとはヨーロッパ発祥の部材ですが、国内ではAICA工業が販売を行なっています。
豊富な色やパターンを選ぶことができ、
好みのパターンより、塗装や左官で仕上げることができる材料です。
外壁の工事ですが、最終の塗装工事までには、下地として様々な段階があります。
こちらは木摺下地です。
木摺下地の下には、縦、横に空気が通る通気層があります。
木摺下地には、モルタルの割れを起こりにくくする役割もあります。
次に左官工事でモルタルを下塗り、上塗りとをしていきます。
モルタルがしっかり乾いてから、最終の仕上げになります。
いよいよここからが、最終の仕上げ、ジョリパット塗装です。
モルタルの上にまずは下塗りで塗料の吹き付けをしていきます。
実際の塗材を見ると、弾力性があるのがわかります。
この弾力性がひび割れが起こりにくくする要素です。
油性の塗料のような強い匂いもありません。
下塗りが乾いたら、仕上げです。
仕上げのパターンにより、大理石を砕いた大きさの異なる粒と水を加え質感を変えていきます。
たくさんの職人さんの手により、風合いのある外壁が仕上がっていきます
以前の現場ブログはこちらをご覧下さい。
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最終更新日:2021年10月15日投稿日:2021年10月15日