京都市左京区岩倉「S邸~築22年平屋建てのフルリノベーション~」竣工の様子後編です。
前編ではプランや内装についてご紹介しましたが、後編では、こだわりのキッチンや、洗面脱衣室など、水回り空間を中心にお伝えします。
S邸では造作キッチンやカップボードなど、収納量に合わせて寸法や引き出しの配置など、きめ細かく計画されています。
また、浴室と洗面については、、元は浴室1坪、洗面脱衣室1坪の間取りでしたが、
小さな子供さんとの着替えなどのスペース等を考慮し、洗面脱衣室を1坪以上とし、浴室を1坪以下の間取りに変更しています。
洗面脱衣室を少し広め1坪以上で確保すると、ちょっとした洗濯物を干すスペースや収納なども計画できます。
それではリビング横のカップボード部分からご紹介させていただきます!!
キッチンのカップボードは家具屋さん制作の造作家具です。
リビングからも使えるようになっていて、こちら側には、主にコップ類を収納されます。
背の高い部分は子供さんのお便りなどの掲示をするスペースになりそうです。
こちらのカップボード、他にもいろいろな工夫がされています。
お皿が取り出しやすいよう、立てて収納できるようになっています。
引き出しや、可動棚もきめ細かく計画されています。
キッチンからくるっと後ろをむいたらしまえる距離もいいですね。
奥の方は、オーブン、炊飯器などのキッチン家電が収納できるようになっています。
こちらは造作キッチンです。
既製品のシステムキッチンも検討されましたが、好みの水栓、ガスコンロ、食洗器などの組み合わせが難しかったこともあり、
一から計画し、家具屋さんに制作していただきました。
吊戸棚もあり、収納力もたっぷりです。
システムキッチンの収納は大きな引き出しのタイプが多く、組み合わせも引き出しにのみが多いですが、S邸はカップボードとの間の奥行きも検討し、引き出しや扉は必要なものだけ取り出せるよう、細かく分けて開けられるように計画されています。また、調味料入れは、手に取りやすいよう、引き出しの底が斜めになっています。
造作キッチンでは引き出しなどもご要望に応じて制作をすることができます。
食器洗い洗浄機はミーレ、サイズは幅45センチです。
日本のメーカーの食器洗い洗浄機は引き出しの上から出し入れするものが多いです。
シンクからの出し入れはしやすいかもしれませんが、その分容量が小さくなります。
今回ご採用のミーレは、正面から大きく開き、上段はカトラリー、中段、下段 と国内メーカー品に比べて、かなり容量があります。
自動で乾燥はしませんが、洗浄後に蓋が開くようになっています。
洗面脱衣室です。
洗面台は好みのタイルなどを組み合わせ、造作しました。
洗濯時に便利なポール、容量のある可動棚も設置しました。
子供さんと一緒の時も使いやすいよう、一坪以上のスペースを確保しています。
こちらの床材はカバ材です。
ユニットバスは入れ替え、1216サイズ(奥行き1200mm×幅1600mm)です。
もとは1坪のユニットバスが入っていましたが、先ほどの洗面脱衣スペースを広くとるために、今回は0.75坪のユニットバスにしています。
トイレは内装は新しくしましたが、便器は既存のものを利用しました。
こちらも床はカバ材です。
水回り空間の床には杉材よりも固いカバ材を使用し、ウレタン塗装をしています。
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最終更新日:2021年6月12日投稿日:2021年6月12日