京都市左京区岩倉「S邸~築22年平屋建てのフルリノベーション~」工事の現場です。
大工さんの造作工事に続き、現場では内壁、天井の左官工事が進んでいます。
S邸のリノベーションでは、内装材に自然素材を多く取り入れています。
その一つが、このブログでご紹介する、壁、天井の左官素材です。
壁、天井に使用する内装材は、クロス、塗装、ジュラク、漆喰など様々ありますが、
今回は珪藻土建材エコ・クイーンを使用します。
珪藻土は珪藻の殻が化石になって積み重なって固くなった土です。
調湿性があり、カビや結露を防ぎます。また、消臭性に優れ、
室内のニオイや化学物質を分解して、室内空気をキレイに保つなど、優れた機能を持つ自然素材です。
こちらが施工前の下塗り用の珪藻土に水を混ぜたものです。
原料に顔を近づけても臭いはほとんど感じません。
ボードの上に職人さんが下塗りの施工をしていきます。
色々な素材を扱われる左官職人さんも、経験上、今回の珪藻土はニオイをよく吸い取るのを実感されるそうです。
お手洗いにも珪藻土を使用します。
今回はキッチンの一部を除き珪藻土仕上げです。
生活臭の出やすいリビング、においをこもらせたくないトイレ、湿気の出やすい洗面脱衣室、睡眠中の湿度を快適に保ちたい寝室、来客の多い玄関、など、多くの空間で珪藻土の優れた機能が力を発揮します。
ぬった直後はツヤがありますが、乾くと、少しザラっとした雰囲気の良い質感になるのも特徴です。
左官工事が終わると、建具が入り、いよいよ竣工です。
竣工の様子はまたこちらのブログでご紹介させていただきます!!
以前のブログはこちらです。
京都市左京区「S邸~築22年平屋建てのフルリノベーション~」内部造作工事
京都市左京区「S邸~築22年平屋建てのフルリノベーション~」
最終更新日:2021年5月21日投稿日:2021年5月21日