北欧(Nordic)は森林国
北欧はノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランドなどヨーロッパの北部にある国々のことです。
芸術と自然が溶け込む大自然の国であり、フィンランドの国土の68%が森林であるなど、とにかく森林が非常に多い国々が集結していることから「森林国」とも呼ばれています。
日本の木材の約7割は輸入木材です。
最近輸入先として増加しているのが北欧です。
北欧ではいち早く機械を導入し、森林の伐採作業をおこなっています。
そのため低コスト化を実現しており、世界各国が安価な北欧の木材を輸入しています。
最近住宅に関して「北欧」との文字を目にする機会が多いと思いますが、森林国である北欧ならではの家具や住宅が誕生しているのは事実です。
北欧家具(優れたデザインはなぜ多い)の数々
書店を訪れると「北欧家具」や「北欧インテリア」「北欧雑貨」「北欧デザイン」など「北欧」に関する本がたくさん並んでいます。
つまり「北欧ブーム」到来といったところでしょうか。
日本で最も人気が高いのが「北欧家具」です。
北欧家具は、シンプルながらも洗練されたデザインのものが多く、日本の家に自然とマッチします。
北欧家具とは、ノルウェーや、デンマークなど北欧で誕生した家具を指しています。
北欧の人々は、厳しい寒さが続く冬の間、家の中で過ごすことが多いため、より快適に過ごすことができるように飽きのこない実用性を兼ねたデザイン性ある家具を求めてきました。
余計な飾りがなく、ナチュラルなデザインが特徴の北欧家具は、北欧の人々の生活の中から誕生したものです。
だから優れたデザインのものが多いのでしょう。
ハンス・ウェグナーのYチェアーやザ・チェアー等は、建築家の好む椅子ですね。
又、日本で北欧家具と言えば「IKEA」が有名です。
IKEAは北欧・スウェーデン発祥の家具専門店で、世界中で出店している有名店です。
シンプルで優れたデザインが日本人の好みにも合い、幅広く浸透しています。
北欧の優れた物(クロス、食器、家具、車、住宅)
北欧には優れた素晴らしい物がたくさんあります。
洗練されたデザインは、どれも日本で高い人気を誇っています。
クロス、食器、家具、車、そして住宅に至るまで北欧の優れた物は日本にたくさん輸入されています。
独創的で鮮やかな色彩が特徴のクロスは、見ているだけで心が和らぎます。
そのため、最近では住宅において北欧デザインのクロスを取り入れるのがトレンドです。
部屋全体に活用するのではなく、ポイント的に使うことで洗練された空間になります。
食器においても鮮やかなものが多く、女性の心を掴んでいます。
家具はシンプルなデザインのものが多いのですが、木の暖かな温もり溢れるものばかりです。
住宅においても、木材のぬくもりを活かしたものが輸入住宅として日本でも人気となっています。
車については、意外に思う方は少なくありません。
しかし、北欧の車は故障が少なく丈夫で雪道での安定性に優れていることから、最近では日本でも人気が高まりつつあります。
北欧の住宅建築は、(自然との調和を第一に設計されている)
北欧の住宅建築は、自然との調和を第一に考えられ設計されています。
自然に馴染むシンプルな外観や飽きのこないデザインが大きな特徴です。
木目を生かしたフローリング、ナチュラルな素材感や動植物をモチーフにしたものが取り入れられているなど、とにかく温かみのある住宅が北欧スタイルです。
北欧は厳しい冬が長く続くため、家の中でより快適に過ごせるように「居心地の良さ」を考えられて設計されています。
それが自然との調和を第一に設計されている事であり、日本でもその考え方や技術が取り入れられています。
よく「北欧スタイル住宅」との言葉を目にすると思いますが、まさに北欧の住宅建築を取り入れた住宅のことです。
断熱性、気密性に優れ、陽の光を取り込むために窓が大きく設計されていたり、木を中心に使われているため、日本人が心地よいと感じる住宅でもあります。
日本では北欧のようにマイナス30℃まで及ぶ厳しい寒さの地域はありません。
しかし、陽の光を十分取り込める家、木の温もり溢れる家はまさに日本人に好まれるものです。
今北欧ブームと言っても過言ではない日本において、住宅や家具に北欧の物を取り入れているご家庭は多いのではないかと思います。
最終更新日:2020年10月13日投稿日:2018年3月15日