毎年に開催しております夏休み親子木工教室を今年も8月3日(土)太秦トキワ荘で開催致します。
色々な面白い木工作品が毎年出来上がっています!
日時 令和6年8月3日(土)10:00~14:00
参加費 一人500円(保険代・材料費込)
雨天開催
お申込み・お問い合わせは弊社メール mail@takeuchi-kyoto.jp 又はお電話075-882-7878
までご連絡下さい。
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「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
「京都府T邸新築工事」の現場では内部ボード貼りや外壁のラス下地張りなどが進んでいます。
外壁は大部分が左官塗りの湿式(モルタル刷毛引き)上吹付塗装仕上げとなります。
こちらはラス下地張りの様子です。
軒天井周りは、杉材で仕上げています。
職人さんは仕上げに傷がつかないよう気を配りながら作業をされています。
木造の1時間耐火構造であるため、プラスターボードは二重張りになっています。
(T邸は防火地域にあり、木造の1時間耐火構造(火熱を1時間加えた場合に倒壊及び延焼を防止するため、主要構造部に耐火被覆をほどこした構造)で設計されています。)
内部のアルミシートは、耐火対応のためのもので、外壁が左官仕上げの部分に施工しています。
軒天井周りは木の表しで化粧材が見える部分が多くなっています。
軒裏には耐火被覆をした上に杉の本実板を貼っています。
こちらの軒は吹き抜けに面した大屋根の部分で、軒の出は約1.7メートルあります。
吹き抜けですが、工事中は内部足場が組まれています。
窓の外には先ほどの軒が見えています。
廊下部分の枠は外部が桧、内部は天井の杉に合わせて杉、敷居は床材に合わせてブラックチェリーと場所により樹種の違う木材を使っています。
「京都府T邸新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
「京都府T邸新築工事」~木造の1時間耐火構造~
「京都府T邸新築工事」~RC部分の型枠が外れました~
「京都府T邸新築工事」~RC造躯体の工事が進んでいます~
「京都府T邸新築工事」~RC造部分の鉄筋工事~
「京都府T邸新築工事」~地鎮祭~
関連コラムはこちらをご参照ください
日本の樹、杉
住まいの木の使われ方と適材適所
京都の木と聞いて思い浮かぶのは、四季折々に見られるような桜や楓などの美しい景色ではないでしょうか。
しかし実のところ、京都にはさまざまな木が自生しており、その木々は京都の自然環境や文化に深く根ざしています。
とくに桧や杉などは、古くから京都の建築に広く使われてきた木材です。
これらの木は耐久性が高く、美しい木目や香りも抜きんでているのが特徴です。
京都産の木材は地元にある神社や仏閣にも使われており、長い年月を経ても色褪せないような美しさを保ち続けています。
京都は、市内三方を山々によって取り囲まれた盆地として形成されています。
北山、西山、東山などの多くの山々に囲まれた京都では、四季折々の美しい自然のその山景が楽しめます。
春は桜、夏は緑豊かな山々、秋は紅葉、冬は雪景色と季節ごとに異なる景趣があります。
気候的には、山に囲まれた地形の盆地は、夏暑く、冬は底冷えのする寒さがあり、特に寒暖の差が激しいという特徴があります。
多雨な気候に対応するために、建物の屋根や外壁には耐久性の高い材料を使用するなどして、雨漏りや劣化を防ぐ工夫をしています。
山々に囲まれた地は、里山も市街に近く都市と農村が近接し独自の文化や生活様式が営まれてきました。
それと共に政治的背景、歴史的な風土も踏まえて、今に京都の独自の文化や伝統を育んでいます。
それらは、住居の建物のデザインや構造にも大きな影響を与えています。
京都の周辺には、京北や雲ケ畑、久多などの豊かな森林地帯が広がっています。
これらの森林は、京都の自然環境を支えるだけでなく、建築業界にも貴重な木材資源として供給しています。
京都の森林は、多様な樹種や生態系が豊かに広がっています。
北山や雲ケ畑では、杉や桧などの針葉樹が主に見られ、久多地域では広葉樹が豊富に自生しています。
これらの森林は、京都の地理的条件や気候に適した樹種が自生し、良質な木材を生産する土壌や環境が整っています。
京都の森林から伐採される木材は、その種類や品質においても優れています。
寒さが厳しい山の木は、目の詰まった年輪を持つ材として生育します。
それらの目の詰まった材は、耐久性や美観性に優れており、優良な建築材料として使用することができます。
これらの木材で造られた住居が、建物の寿命を延ばすことになります。
今日の木で家づくりを進める弊社では、地元産材を積極的に活用しています。
地域資源を有効に活用することで、「地域経済の循環」や「森林保全」に貢献するだけでなく、お客様に高品質な住まいを提供できます。
弊社では、素材の確かな京の木を積極的に活用し、地元の職人によって丁寧に加工し、伝統的な技術で家づくりを推し進め、
地域の自然環境の整備とエコロジカルな持続可能な住まいづくりを目指しています。
木材は成長過程で大気中のCO2を吸収するという特徴があります。
木材を建材として積極的に活用することがCO2の削減になり、地球温暖化防止につながります。
また地元の木材を使用することで、地産地消の考え方である輸送に伴うエネルギー消費(グリーンマイレージ)が低く、CO2排出量が削減され、環境への負荷が低減されます。
地産地消の家づくりは地域の資源を有効活用することで、地域で廻る経済の循環・活性化や持続可能な社会に貢献することが出来ます。
弊社では地域産木材を積極的に活用し、地域ならではの魅力あふれる資源を活かした住まいづくりをし、地球環境への負荷を軽減したエコロジーな暮らしを提案しています。
京都は豊かな山の資源がありこれらがもたらす自然の環境は、私たちの住まいづくりに大きな影響を与えています。
私たちは、京都の豊かな自然に向き合い調和しながら、快適で持続可能な木の住まいを実現したいと考えています。
地元の資源を大切にし、地域に住む職人たちと京都ならではの木の家づくりを実現しています。
ぜひお気軽にご相談ください。
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市中京区で「T邸新築工事」が始まりました。
京都の街中、路地奥の旗竿地での計画です。
1階が店舗で2階が住居という店舗兼用住宅です。
建築面積約14坪のコンパクトな建物ですが、店舗の部分のR壁、
2階住居には街中でも自然光を取り入れるための天窓など、細やかな工夫が凝らされた建物になっています。
フェンスの奥に敷地があります。
この路地がT邸への長いアプローチとなります。
町家(ではありませんが)の風情がこのアプローチに現れています。
奥に進むと、視界が少し開けます。
この部分に建物の入り口が設えられます。
建築面積約14坪の建物になります。
写真は埋設配管設置の様子です。
T邸は1階が店舗なので、土間の部分が多くなります。
埋設配管は設置後位置が変えられないので、基礎打設前に入念に打合せを行っています。
コンクリート打設時は大きなミキサー車やポンプ車が現場に入ります。
近隣様への配慮も含め、計画を入念に立て施工となります。
基礎が完成です。
お客様が座る椅子席、内部の立席は床が低くなっています。
カウンターは大きな無垢材で造作する予定です。
これから始まる建て方は人力で材を搬入し行います。
設計は堀部安嗣建築設計事務所さんです。
関連コラムはこちらをご参照ください
小さくて上質な家で豊かな暮らしを育む家
第13回日本の木の家づくりサミットIN関西が、先週5月21日、22日、23日に国立京都国際会館にて地球の会・関西サミットが開催され400余名の参加で幕を閉じた。
弊社社員も8名が、参加をしました。
内容は、5月21日には、
講演1 「茶道の世界からみた日本人の暮らしと文化」というテーマで
武者小路千家第15代家元後嗣 千 宗屋
講演2 「日本の暮らし文化への回帰」
国際日本文化センター副所長 フレデリック・クレインス
講演3 「日本の暮らしと住まいの変化」
国際日本文化センター所長 井上 章一
5月22日には、
講演4 「京町屋地茶室に学ぶ暮らしの文化」
京都工芸繊維大学名誉教授 日向 進
講演5 「これからの日本の家づくりの焦点」
横内敏人建築設計事務所 横内 敏人
パネルディスカッション 「住文化と建築」
上記講演者と安成 信次 理事長(地球の会)、佐藤 善秀 事務局長
活動報告 「地球の会」活動報告
分科会活動報告 3分科会
二日間にわたり、茶道、日本の暮らし、住文化、建築、これからの家づくりというテーマで各講師の方々のお話をお聴きし、改めて日本の文化の奥深さに気づかされた2日間でした。
5月23日には、エクスカーションとして
EXC 1 嵯峨野観光コース 京都の茶室・庭・寺院を巡る
EXC 2 京都東山ハイキングコース 建築家・横内敏人氏と巡る
EXC 3 新ビジネス・創造コース 京町家・路地再生の八清から学ぶ
以上の3コースが開催された。
私は、EXC 1のガイド役に指名されて、大徳寺の大仙院、瑞峯院、龍源院、あぶり餅一和さんで一服、そして仁和寺へと拙い説明でも参加者の皆様に喜んでいただいた一日でした。
ガイド役は、しっかりと物事をわかりやすく説明しなければならないので私自身大変勉強になりました。