今年も夏休み親子木工教室を太秦トキワソウで開催致します。
保護者様同伴でのお申込みになります。
(定員になり次第お申込みを締め切ります。)
開催場所・費用・持ち物などの詳細は添付チラシをご確認下さい。
開催日時:令和7年7月26日(土)10:00~14:00
お申込み:メール mail@takeuchi-kyoto.jp(竹内工務店代表メールアドレス)
保護者様のお名前・お子さまお名前/学年 ・当日緊急連絡先電話番号・申し込み受付返信先のメールアドレスをご記載下さい。
今年も夏休み親子木工教室を太秦トキワソウで開催致します。
保護者様同伴でのお申込みになります。
(定員になり次第お申込みを締め切ります。)
開催場所・費用・持ち物などの詳細は添付チラシをご確認下さい。
開催日時:令和7年7月26日(土)10:00~14:00
お申込み:メール mail@takeuchi-kyoto.jp(竹内工務店代表メールアドレス)
保護者様のお名前・お子さまお名前/学年 ・当日緊急連絡先電話番号・申し込み受付返信先のメールアドレスをご記載下さい。
先日、仕事で駒沢へ行く用があり地図上で場所を探していると、目と鼻の先に向井潤吉アトリエ館があるのを見つけました。
仕事を終えた後に、早速に立ち寄り鑑賞することにしました。
草屋根の茅葺古民家を描き続けた画家の向井潤吉の名と作品は、従来より存じていたので迷うことなくそのアトリエ館へと足を運びました。
折りしも「京都と武蔵野」二つの風景という題材で、彼の地にゆかりのある絵画が飾られていました。
開催は4月1日~9月7日までです。
展示されている絵は、私の地元の渡月橋(木造の旧橋)の絵や大原の古民家、丹波の街道沿いの古民家そして武蔵野の古民家等の作品が展示されていました。
このアトリエ館を東京の駒沢で見つけたわけですが、向井潤吉の名は、数々の古民家の絵と共に私の頭の中に刷り込まれていまして、彼は関西の人だとずっと思っていましたが、学芸員の方にお聞きすると京都生まれの京都育ちですとの事、そしてまた東本願寺近くの宮大工(祖父も父も)の血筋を引く人だと聞き、又もやびっくり建物に造詣や想いが深いのもその性でもあるのかと納得をしたわけです。
向井潤吉は、京都で生まれ育ちそして洋画に興味を抱き、日本での美術の創作活動を経て渡欧し、パリのルーブル美術館での写生の日々を過ごしそして満を期して帰国し、駒沢の地で居を構え、日本画壇に登壇して、数々の授賞を受け頭角を現していました。
パリでの地道なデッサンが、その後の絵画には緻密な作風が見うけられるが、戦争をへて敗戦後に奇跡的に手元に残された「民家図集」を手にして、いつか民家を描く機会があれば、これに賭したいと言っている。
―私の民家への思慕執着は益々強まって、終生この仕事に打ち込みたいと念願している―
と彼自身が語っています。
その想いをもって、戦後の復興から高度経済成長へと進んでゆく中で日本の風景も様変わりつつあり、それらの風景の中での草屋根の民家と土地の風土や人々の暮らしや自然を絵に描くことでもって、その想いを追い続けた。
その場所は、日本全国に渡り、特に埼玉県、長野県、京都府、岩手県での制作が飛びぬけて多い。
彼の絵を見て、兜づくりの屋根や曲り家、合掌造の家等など数々の絵、そしてその歴史を今に残す集落の絵等、日本の古民家建築を居ながらにして見ることができる。
絵画と共にそのアトリエ館(従前にアトリエとして使用されていた絵具後の残る建物)の簡素な切り妻の妻入りの外観が、作者の画風を表していると思うとともに、内部に欅の太鼓に加工された存在感のある梁丸太と大きな太い棟木があります。
年代を得て、黒光りをした柱の仕口のほぞ穴等を持つこの梁丸太と棟木の丸太に見とれていますと、どうもこの古材が、素描をしていた先の東北で縁あって相談された解体される建物を購入して、ここの画室蔵で再使用したものであることが判りました。
この建物や絵画を見ると、やはり大工の血筋をもつ向井潤吉のDNAがそうさせているのではないかと思われます。
参考資料 Works of Junkichi Mukai Landscapes to be Remembered
向井潤吉 風景へのまなざし
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関連記事
千年家(古民家)について
古民家改修の再考
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市右京区嵯峨。愛宕山を望め、今も自然が色濃く残るこの地にて、「F邸新築工事」が始まりました。
周囲にはまだ畑などが残り、どこか懐かしい雰囲気のロケーションでの計画です。
住まい手さまは、現在は他府県にお住まいですが、京都とのご縁が深く、いつか京都で木の家を建てて暮らしたいという想いを長年あたためてこられました。
土地のご購入を機に、地域に根ざし実績のある工務店を探しておられた中で、私たち竹内工務店にお声がけいただき、
設計から施工まで一貫してお任せいただくこととなりました。
お問合せをいただいたのは一昨年のこと。
以来、対面やオンラインを通じて、打合せを重ね、想いをかたちにする準備を進めてまいりました。
F邸は、京都府産の木材をふんだんに使った木の家として計画しています。
耐震等級3、長期優良住宅に対応し、断熱性・気密性にも配慮した省エネ仕様の木の家を目指しています。
敷地は約200坪と広々としており、周辺の景観を守る「風致地区(第2種)」に指定された地域に建つことから、外観は和の趣を大切にした設計としています。
周囲の自然に溶け込む、落ち着きのある佇まいを目指しています。
着工前の4月に地鎮祭を執り行い工事の安全と無事を祈願いたしました。
現在、基礎工事が完了し、現場では建物の形やスケール感が感じられるようになりました。
建物の中心となるLDKは、南側に面した明るい18.6帖の空間。
庭を眺めながら過ごせるように配置され、開放感と心地よさを兼ね備えた住まいの中心になります。
キッチンはアイランド型を採用し、料理をしながら家族と自然に会話が生まれる設計です。
約6.1帖ものゆとりあるパントリーを設けて、機能性そして収納量も考慮しています。
玄関まわりは、和の設えを意識した落ち着きある空間。
玄関を入ると畳敷きの取次が迎え、廊下を進むと、坪庭の景を楽しめる設計となっています。
南北に延びる廊下は、住まいにやわらかな光と風を運ぶ、大切な通り道でもあります。
洗面室には2ボウルの広々とした洗面台を、浴室にはゆったりとしたバスルームを設けるなど、水まわりも快適性と機能性を両立させた計画です。
来月、7月初旬には上棟を予定しており、本格的な木工事が始まります。
住まい手さまと共に、京都の風土と木を生かした家づくりをこれからも丁寧に進めてまいります。
工事の進捗や現場の様子は、今後もこちらのブログで随時お伝えしてまいりますので、ぜひご覧ください。
関連コラムはこちらをご参照ください
竹内工務店の「京の木の家」
京の木づかいー地産地消の家づくり
地域密着型工務店
現場ブログでもご紹介をしております京都市右京区「K邸リノベーション」ですが、
この度、お施主様のご厚意で完成見学会を開催する運びとなりました。
築65年の建物を、内部の大部分をスケルトンとし、リノベーションしました。
床の間、建具、天井など、建物の一部を踏襲しつつ、
グランドピアノが2台並ぶ防音室のピアノサロンを作りました。
リノベーションで生まれ変わった空間をこの機会にぜひ現地でご体感ください。
設計は高橋勝建築設計事務所さまです。
■日時 令和7年6月14日(土)10時から12時 13時から15時まで(ご予約の状況によりましてご希望の時間帯に添えない場合はご了承下さい。)
※完全事前ご予約制とさせていただきます。また一組様ご見学時間を1時間とさせていただいております。
■見学会会場 京都市右京区(詳細住所はお申し込み後に折り返しご連絡致します。)
■申し込み締め切り 令和7年6月13日(金)17時まで