「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市左京区でマンションリノベーションを施工中です。
もともと二室であった部屋ををつなげて一室とした、専有面積は138.19㎡の全面リノベーションです。
こちらを大きなLDKがあるゾーン、こちらのゾーンには図書コーナーと書斎を併設します。
個室ゾーンからは洗面脱衣室やバスルーム、ウォークインクローゼットにアクセスしやすい間取りになります。
吟味した木材、素材を取り入れ、自然素材の風合いが感じられる計画がなされています。
壁、天井の仕上げは土塗りをメインに、内部の建具枠、木製建具には赤身の吉野杉を使用します。
外部に面したサッシの内側には障子が入ります。
築年数50年の分譲マンションですが、今回は内部を全て解体しスケルトンにしてからの工事になります。
解体工事が終わった後に、発泡硬化ウレタンフォームを吹付、床、壁、天井全て断熱改修をしています。
床、壁は一度の吹付ですが、最上階のお部屋ということもあり、天井部分は断熱工事を3回に分け、
壁部分の4倍以上の厚みになるようウレタンフォームを吹付します。
遮音性能を確保するため、支持脚の上に厚み20ミリのパーティクルボードで床を組んでいます。
こちらはリビング部分です。南面と東面に窓があり、明るく眺望の良い空間です。
室内ですが、脚が触れる部分は広範囲に床暖房を設置します。
リビングゾーンと個室ゾーンの間は15cm床の高さを変えてあります。
こちらの段差にはスロープが付きます。
今回、断熱対策工事として、サッシはカバー工法で全てペアガラスの製品に入れ替えました。
設計は堀部安嗣建築設計事務所さんです。
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