「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市右京区「M邸新築注文住宅」ですが、今月中旬に建て方が行われ、まもなく中間検査という段階まで工事が進んでいます。
建て方の日は普段よりたくさんの大工さんが現場に入り、下から材料を渡し段取りをする役、上で組み立てる役などに分かれ、建て方が進んでいきます。
チームワークの良いかけ声や、大きな木槌で木をたたく音が現場に響きます。
構造材ですが、土台は桧、柱は杉材、梁などの横架材は米松などです。
道路に面した敷地のため、計画当初から2階リビングを配置したいとの希望がありました。
また、限られた敷地のなか、できるだけ広々としたリビング空間を確保したいとの想いもお持ちでした。
M邸は、広々としたリビング空間を確保するため、2階部分が、1階より一部張り出したカタチになっています。
張り出した部分を支える片持梁は梁成が39cmあります。
リビングに面したバルコニーの上は、屋根が一部が吹き抜けになっており、シンボルツリーがバルコニーまで立ち上がる設計になっています。
2階のリビングからも、シンボルツリーを眺めることができます。
今回は1日半で屋根仕舞いまでを行いました。
室内ですが、2階がリビング空間になり、一部にロフトを設けます。
切妻の屋根のカタチはそのまま勾配天井になります。
M邸は耐震等級3を取得予定で、構造計算に基づき構造材や金物などを使用しています。
例えば、1階と2階の管柱をつなぐアンカーボルトですが耐力によって金物を使い分けています。
金物ですが、シールの色により耐力が異なります。
外壁の下地材ですが、耐力面材のダイライトを使用しています。
耐力を確保するため、使用する釘の種類や、釘のピッチに指定があります。
外壁ですが、焼き杉板をメインに、玄関廻りはモルタル掻き落としで仕上げます。
建物の前に置いてある四角い板は、モルタルの色や質感を確認するために、左官屋さんか作成したサンプルです。
Mさまの想いをが少しづつカタチになっていきます。
京都市右京区「M邸新築注文住宅」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市右京区「M邸新築注文住宅」~着工しました~
京都市右京区「M邸新築工事」~地鎮祭を行いました~