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京都市上京区「M邸京町家リノベーション」木工事が進んでいます

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

京都市上京区で「M邸京町家リノベーション」の現場です。
解体後、スケルトンの状態でしたが、大工さんによる木工事が進み、床下地、壁下地など、建物内部は少しずつ新しい空間がカタチになってきました。

こちらは1階の床下ですが、工事前は無断熱でしたので、
断熱材の充填をしています。

壁、天井も、改修する部分には断熱材を充填しています。
断熱材が入ると、体感温度、音の感じ方など、随分変化を感じます。

今回の京町家リノベーションでは、建具など再利用する部分が多く、敷居、鴨井も元あるものを利用する予定になっています。
残す部分は再利用ができるように、養生をしながら工事を進めています。

サッシの交換ができる部分は、アルミ樹脂複合サッシに入れ替えています。
外部の枠周りは左官で補修をしました。

アルミ樹脂複合サッシは屋外側がアルミ、屋内側が樹脂になっています。
室内側が樹脂なので、アルミサッシに比べると断熱性が高く、結露対策にもなります。

サッシ交換が難しい部分は、現状の窓に内窓を取り付けます。

メインの庭に面した、縁側の木製建具はそのまま残します。
欄間部分にも木製の窓があります。
今はブルーシートに覆われた屋根部分にも、ガラスが入り、自然光が入る空間になります。
縁側と部屋の間には再利用の障子が入る予定です。

解体後、空間を広く使うため、柱を取った部分がありますが、
柱間が長くなりましたので、桁を追加し補強させていただきました。

こちらは解体後、鉄骨桁下、柱のかかりが小さいのが分かりましたので、柱を追加しました。
古い建物の場合、長い間に増改築がされ、内装仕上げがされると、その下の構造が分からなくなっている部分もあります。
解体後に分かった補強が必要な部分は、その都度打合せをし、対策をしています。

2階の和の空間は、そのままの雰囲気を残します。

こちらはもともと納戸でしたが、ウォークインクローゼット、その奥に洗面、シャワールーム、トイレなど、水周り空間へと変わります。
クローゼットから水周りまで一直線で使いやすそうな動線です。
もとの雰囲気を残す和の空間と、リノベーションで大きく変わる空間とがあり、完成時にどのような京町家の姿になるのか楽しみです。

京都市上京区「M邸京町家リノベーション」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市上京区「M邸京町家リノベーション」解体前、解体後の京町家

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木製窓サッシ、金属サッシ

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