先日に完成見学会を開催しました「岩倉の家~茶室のある新築住宅~」の一部をご紹介致します。
にじり口から入る小間の天井は晒竹(さらしたけ)の天井です。
晒竹は一般的に湿式と乾式と2種類あり、
湿式は竹を水や苛性ソーダなどの混合液で煮沸、竹の脂質をふき取ったあと太陽光に晒します。色は白っぽくなります。
乾式は水洗いしたあとに火であぶり、出てきた油をふき取り、天日干しをします。湿式より少し茶色っぽい色です。
袖壁には赤松を使っています。
庇には北山丸太を使っています。
北山丸太の特徴は緻密な材質に、滑らかな木肌、干割れが起こりにくいということ。
この北山丸太の美しさが茶室のある住宅にはよく似合います。
大工仕事の醍醐味をたくさん感じられるお住まいになりました。
「岩倉の家~茶室のある新築住宅~」過去のブログもご覧ください。
にじり口と下地窓
数寄屋造りの玄関
北山丸太と床柱
上棟
手刻みの構造材
地鎮祭