「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都府南丹市で築100年の古民家をリノベーションしています。
今年の1月から始まった工事もまもなく竣工します。
7月23日(土)には完成見学会も予定しています。
Y邸ですが、100年の時を住み継がれる中、時代時代に合わせてリフォームがされてきました。
そういったリフォームの過程で姿を変え、元の建物の良さが失われた部分もありました。
今回のリノベーションでは、昭和時代の増改築した姿から、
なるべく建物を当時の姿に戻し、快適に住まえる空間づくりをしています。
サッシは昭和時代のリフォームで木製サッシから、アルミサッシに変わっていました。
南側の庭に面した部分は、家族が過ごすリビングになります。
室内から縁側、庭を眺める景色は心が落ち着きます。
庭に面した窓廻りは古い建物に調和するよう、木製サッシを制作しました。
室内で使用する建具も、新旧調和のとれた空間になるよう、木製建具を制作しています。
リノベーションでは庭に面した縁側を外縁(濡縁)にしています。
リノベーション前は縁側はサッシの内側にありました。
下屋の野地板、垂木などは、可能な限り再利用しながら修復しています。
縁側に面した窓にはアルミサッシが入っていましたが、
リノベーションで木製サッシに入れ替えました。
木製サッシと枠は桧材です。
3枚の木製サッシは、室内側がFIXになっており、2枚の木製サッシが引き込めるようになっています。
全て開け放つと、庭に面して開放感があります。
開け閉めがしやすいように、引手も工夫されています。
大きな木製サッシなので、重量がありますが、スムーズに開閉できます。
こちらは、既存の舞良戸に合わせて制作した2枚立ての舞良戸です。
玄関廻りは、壁と玄関戸に地松材を使用しました。
当初は桧材で計画していましたが、良い地松材のストックがあり、そちらを使わせていただきました。
地松材の重厚な風合いが感じられます。
「京都府南丹市Y邸~築100年の古民家リノベーション~」の現場では、
7月23日(土)に完成見学会を予定しています。
詳しくはこちらをご覧ください!!
「京都府南丹市Y邸」~築100年の古民家リノベーション工事~7月23日(土)完成見学会を開催します。
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木製窓サッシ、金属サッシ