「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市右京区「M邸新築注文住宅」の現場から、
今回は建物を支える地盤と、基礎についてです。
基礎が完成するまでにも様々な工程があります。
M邸の基礎ができるまでの工程について一部をご紹介します。
地盤調査と柱状改良
M邸の場合は、地盤調査の結果、敷地内に軟弱層が確認されました。
そのため地盤補強として、柱状改良で地盤改良を行いました。
新築住宅を建てる前には、長期的に自沈等が起こらないか確認するために地盤調査を行います。
地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験という方法で、敷地の周囲と、
中心部分で地盤の状態を調査しました。
地盤改良は柱状改良工法です。
柱状改良は軟弱地盤(柔らかい地盤の層)の地面を掘削しながら柱になる部分を作り、固化材(コンクリートなど)を入れ、
良好な層(硬い地盤の層)まで柱を造る工法です。
土壌の防蟻処理
M邸では、地盤改良後、基礎の鉄筋を組む前に、土壌に防蟻処理を行いました。
使用する防蟻処理剤はオプティガードというもので、シロアリに対する効果は高いですが、
臭いがほとんどなく、シックハウスス指定物質などは含ままない、安全性が高いシロアリ駆除剤です。
ちなみに、防蟻処理を行う場合は、建物が建つまでに、3回に分けて行っています。
こちらも建物を守るための大切な工程になります。
・1回目=捨コン、防湿シート敷の前に土壌処理として行う。(上の写真がその様子です)
・2回目=土台、大引等の床組み後(床合板貼前)行う。(下の写真がその様子です)
・3回目=建方後、地盤面より1mまでの木部に行う。
基礎工事
土壌の防蟻処理が完了したところで、ようやく防湿シート敷きなどの工程が始まります。
根切底(砕石を敷き詰める面)に砕石を敷き詰め、締め固めた上に、
地面からの湿気が上がってこないように防湿シートを敷き、その上に捨コンを打設します。
配筋検査後に、型枠内にコンクリートを打設し、ようやく基礎が完成します。
京都市右京区「M邸新築注文住宅」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市右京区「M邸新築工事」~地鎮祭を行いました~