「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市下京区でSE構法の建物「K邸新築工事」が始まりました。
「K邸新築工事」は1階に車4台が駐車できるビルトインガレージとなっており、
6.5mの間口は、間に柱を入れず、車が2台横に並ぶ大空間になります。
ガレージ空間を確保するため大開口の柱の少ない大きな空間が必要になり、今回はSE構法を採用されています。
建て方前の木材はかなりの量になりました。
今回は隣の敷地をお借りできたので本当に助かりました。
SE構法は一つ一つの材が大きいので、レッカーと連携して建て方が進んでいきます。
SE構法の特徴である木材と特殊金物の取付及び接合(ドリフトピン)部が多いため
建て方にかなり時間がかかります。
床合板も厚みが28ミリあります。
全ての木材に番号の割り振りがあり、指示を出す人、床を組む人とで分担し手際よく組まれていきます。
3階部分は高さもあるので、緊張感のある場面が続きます。
4日間で無事上棟することができました!
Kさま この度は誠におめでとうございます
SE構法は、大断面の木材・集成材の柱と梁を専用のSE金物で剛接合したラーメン構造で、
広い開口部をとれることや、柱や壁、筋交いが少なくても耐震性の高い建物を作ることができるのが特徴です。
在来木造では、基礎と連結した土台を介して柱を取り付けますが、
SE構法では、「柱脚金物」という特殊な金物で、基礎と柱を直接連結させます。
大空間を支える柱は120ミリ×360ミリの材を2本抱き合わせた大きさになっています。
柱と梁はSE構法専用の金物を使い、ピンで固定します。
京都市下京区「K計画新築工事」の現場では、4月19日(土)に完成見学会を予定しています。
詳しくはお知らせをご確認ください。
京都市下京区「K邸新築工事」構造見学会を開催します【令和7年4月19日(土)】
設計はMA2 ARCHITECTSさまです。
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SE構法について