京都にある神社やお寺、町家などの建築物は時を重ねてもなお美しさを保っており、訪れる人々を魅了しています。
とくに木材を使用している建築物は、自然の力と職人の手仕事が反映された木の温もりを感じる建物です。
木造建築には人工的で近代的な建築物にはない魅力を感じる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、「木の家」についての魅力や竹内工務店の手がける「京の木の家」のこだわりについて、ご紹介します。
●「木の家」がもたらす3つの魅力
木の家には、「穏やかな空気感と心地よさ」、「地球にやさしい」、「健康と安全に寄り添う暮らし」という3つの魅力があります。
それぞれの魅力についてご紹介します。
<穏やかな空気感と心地よさ>
京都の夏は湿気が多く蒸し暑く、冬は底冷えする寒さが特徴です。
しかし、木の家なら季節の変化に合わせて快適な環境を実現できます。
木の表面は適度に温かみがあり寒い冬でも心地よく過ごせるのです。
実際に木の家に足を踏み入れるとその心地よさを全身で感じられるでしょう。
言葉では伝えきれない「やわらかな空気感」に包まれる感覚は、体験してこそわかるものです。
この快適さの秘密は、木が持つ調湿作用にあります。
調湿作用とは、湿気が多いときは水分を吸収し乾燥すると放出する働きのこと。
一年を通じて快適な湿度を保つため、常に心地よい空間が生まれるのです。
<地球にやさしい木の家>
木の家は、建築時や解体時のエネルギー負荷が少なく環境にやさしい住まいです。
さらに地元の木材を使えば、輸送にかかるエネルギー(グリーンマイレージ)を削減でき地域の資源を無駄なく活用できます。
木には二酸化炭素(CO2)を吸収して固定する性質があるため、地球温暖化の抑制にも貢献します。
木の家で暮らすことは、自然と調和し地球環境を守る暮らしにもつながるのです。
<健康と安全に寄り添う住まい>
木の家は、健康的で安全な暮らしを支える住まいとして優れています。
とくに自然素材を活かした設計は快適性と安全性を両立させる重要なポイントです。
木の家は化学物質を多く含む建材と比べて、シックハウス症候群のリスクを抑えやすいのが特徴です。
無垢材や自然素材を使うことで空気中の化学物質を減らし、清潔で快適な住環境を保てます。
木材には適度な弾力性があり転倒時の衝撃を吸収しやすいため、小さなお子様やご高齢の方がいる家庭でも安心です。
とくに無垢材の床はクッション性があり歩行時の足腰への負担を軽減する効果も期待できます。
木の家は湿気が多いときには水分を吸収し、乾燥時には放出する「調湿作用」を持っています。
この働きにより室内の湿度を適度に保ち、肌や喉の乾燥を防いでくれるのです。
さらに、適切な湿度を維持することでウイルスの繁殖を抑え健康的な住環境を実現します。
木の家には快適な空間を生み出す調湿作用や、環境へのやさしさ、健康と安全を支える多くの魅力があります。
自然素材ならではの温もりや心地よさは、実際に暮らしてこそ実感できるものです。
木の家を選ぶことは、持続可能な暮らしへの第一歩になることでしょう。
●竹内工務店が大切にする「京の木の家」
竹内工務店は京都の気候風土に適した木材を使用し、職人の技術を活かした住まいづくりをしています。
ここでは、竹内工務店が大切にしている「京の木の家」のこだわりをご紹介します。
<地産地消の考え方>
竹内工務店は、地域の木材を活かした家づくりを大切にしています。
京都の気候風土で育った木を使用することで住まいの耐久性や快適性を高めるだけでなく、地域の林業や職人と連携し伝統的な建築技術を次世代へと継承する役割も果たしているのです。
また、地元の木材を使うことは輸送にかかるエネルギー(グリーンマイレージ)の削減につながり、環境負荷の軽減にも貢献します。
竹内工務店の家づくりはこうした地域資源を大切にしながら、地域で廻る循環型の持続可能な暮らしを目指しています。
<素材としての木材へのこだわり>
竹内工務店では、京都の気候に適した木材を厳選し構造材や造作材として使用しています。
なかでも北山杉は美しい木目と高い強度を兼ね備え、数寄屋建築や茶室に欠かせない素材です。
この北山杉は京都の文化を支える磨き丸太の材料としても知られており、茶の湯の世界では格式ある空間を演出するために用いられてきました。
こうした木の魅力を活かして柱や梁だけでなく、内装にもふんだんに使用することで視覚的にも落ち着きのある心安らぐ空間をつくり出しています。
特に北山杉磨き丸太を使うことをお勧めしていて、弊社の施工例のおいてもほとんどの住宅に北山杉の磨き丸太が使用しています。
<住むほどに味わいが増す住まい>
竹内工務店の住まいづくりの特徴は時を重ねるほどに味わいが深くなる建物です。
無垢材は使い込むほどに風合いが増し、家族の暮らしとともに変化しながら年月を経るごとに味わいがましてきます。
また、床材や階段板にも無垢材を使用し日々の生活の中で身近に本物の木の良さを感じてもらい、
さらに、思い出の詰まった木材や建具を新しい住まいに再利用し家族の歩みを幾世代にわたり受け継げられるように造られています。
<四季を感じる暮らしの工夫>
日本の四季に寄り添う住まいづくりは、快適な暮らしを実現するために欠かせません。
庇や軒を適切に設けることで、夏は強い日差しをやわらげ、冬は暖かな光を室内に届けます。
こうした工夫により自然の恵みを活かし、心地よい空間へと整えます。
また、窓の配置を工夫し風の通り道を確保することで、自然の風が家の中を巡るように設計しています。
四季の変化を楽しみながら快適に暮らせる住まいを大切にしています。
<訪れる人をもてなす空間>
竹内工務店の家は住む人だけでなく、訪れる人にも心地よさが伝わる設計を大切にしています。
玄関や客間には地元の木材をふんだんに使い、磨き丸太や組子細工などの伝統素材と技術を駆使し、設えのある和の趣を大事にしています。
京都の気候風土に適した木材と地元の職人の技を活かし、四季の移ろいを自然の変化を感じられるような穏やかに過ごせる心地よい住まいを目指しています。
●木の家を未来へつなぐ
<世代をこえて受け継がれる家の魅力>
木の家は、年月とともに美しさと風合いが増していきます。
とくに無垢材は、長く使い込むほど味わいが深まり、住む人の暮らしとともに成長していくのです。
木の家は、適切に手入れをすれば、長く価値を保てます。
<次世代へつなぐ木の家の価値>
竹内工務店の手がける「京の木の家」は、世代をこえて住み継がれることを前提に造られています。
耐久性の高い木材を使用するだけでなく日本の伝統的な木造建築技術を継承し、長く快適に暮らせる住まいを追求しています。
持続可能な住まいづくりは、熟練した職人たちの技術によって支えられています。
竹内工務店では職人の手により木の特性を最大限に引き出すことで、次世代へ受け継がれる価値のある住まいをつくっています。
竹内工務店の「京の木の家」は、単なる住まいではなく、住む人の暮らしとともに成長し世代をこえて受け継がれる家です。
また、環境に配慮した地産地消の家づくりを実践し快適な住空間を提供するとともに、地域社会や伝統技術の継承にも貢献しています。
竹内工務店の家づくりにご興味のある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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