「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市右京区「S邸新築工事」ですが、3月下旬に竣工しお引渡しをさせていただきました。
S様 この度は誠におめでとうございます
S邸は長年住まわれたお住まいがあった場所での建替え工事です。
寒さ、採光、バリアフリーなどを考え、今回建て替え工事をされることになりました。
以前のお住まいは、前面道路に面した開口があり、プライバシーや防犯面から、窓を開けて生活するのが難しい状態でした。
新築されたお住まいでは、窓を高窓にする、格子で目隠しをするなど南接道のメリットである、採光を活かしつつ、プライバシーに配慮したプランになっています。
住まい手さまは、周りの方から「良い家が出来たね」とお声をいただくことが多いそうで、私たちも嬉しく思っています。
今回は「S邸新築工事」の竣工の様子をお伝えします!!
周囲の景観に調和する和風の外観です。
前面道路に面した窓は高窓で、プライバシーに配慮されています。
格子は目隠しや防犯対策だけでなく、意匠としても良いアクセントになっています。
化粧垂木が連続した軒天で、軽快なリズムが感じられる屋根周りの意匠になっています。
玄関建具は米杉で造作しています。FIX窓から玄関に自然光が入ります。
外壁は吹き付け塗装仕上げで、下塗り左官工事の際に敢えて掻き落としにし、凹凸がでるようにしています。
ふんわりと柔らかい風合いが感じられます。
シンプルな造りの玄関には造作の下駄箱も入りました。
床は無垢杉板です。
下駄箱の中は造作家具ならではのきめ細かな設計になっています。
外のポストから郵便物が入るスペース、傘を置くスペース、他は靴などを収納できます。
リビングは勾配天井で、豊かで広がりが感じられる空間になっています。
また寒さ対策として、足元には床暖房が設置されています。
天井の杉板、造作の木製建具、造作家具と統一感があり落ち着いた印象の素敵な「木の家」になりました。
東側の大きな木製片引き窓からは、庭が眺められます。外からの視線を気にせず外部空間を楽しめるようになっています。
木製サッシは隠し框になっているので、リビングと庭に連続性が感じられ、開放感があります。
樹木を取り囲むように焼杉板の木塀を新設して、内部空間の拡がりと共に塀と建物との一体化を図っています。
キッチンはI型の既製品と、造作家具を組み合わせてあります。
吊戸と家電ラックは造作家具です。
壁付けのI型キッチンは、流しの上が見えると、どうしても生活感が出てしまいます。
家電ラックは、リビングからキッチンの手元が見えないよう、約1.3mの高さがあります。
平面的見えないように、小幅板を貼り仕上げています。
洗面脱衣室は、キッチンからも、廊下からもアクセスできるようになっています。
室内物干しの下に造作家具収納があり、洗濯物を取り込む、畳む、仕舞う、の家事動線がスムーズで使いやすそうです。
和室には、押入れの他、仏間も設けられています。
天井はヨシベニヤ、畳は琉球畳です。
エアコンは壁に埋め込まれています。
階段周りの手摺は杉で造作しています。
障子を開けると和室があります。
壁一面に本棚と机が造作された個室。
リモートワークなど、様々な用途に対応ができそうです。
以前の現場ブログはこちらをご覧ください
京都市右京区「S邸新築工事」工事が始まりました。
京都市右京区「S邸新築工事」木工事が進んでいます
京都市右京区「S邸新築工事」お引渡しに向け工事が進んでいます。
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