京都市左京区「F邸」
- 特徴
- 京都市左京区、周りを建物に囲まれた住宅地での計画です。約20坪の敷地ですが、廊下部分を活用するなど、コンパクトなお住まいの中に、多機能に使える空間を配分しています。建物の中心に中庭を設けることで、開放感があり、周囲を建物に囲まれているとは思えない、窓から庭の緑を楽しめる豊かな空間となりました。2階に配置されたリビングは、屋根形状に合わせたアールの船底天井で、空間に広がりが感じられます。フローリングはオーク、壁天井は珪藻土で仕上げ、自然素材の柔らかい風合いと木の温もりが感じられる仕上がりになっています。
- 構造
- 木造2階建て
- 種別
- 新築
- 場所
- 京都市左京区
- 設計
- 石津渡邉建築設計事務所
- 竣工
- 令和6年3月
- 延床面積
- 81.56㎡(1階40.72㎡ 2階40.84)
京都市左京区「マンションリノベーション」
- 特徴
- 元の二軒分をつなげて一軒とした、専有面積138.19㎡の全面リノベーションです。築50年の分譲マンションですが、全面リノベーションでスケルトン状態にした後、発泡硬化ウレタンフォームを吹付、床、壁、天井全て断熱改修をしています。ワンフロアの大きな空間をパブリックゾーン、プライベートゾーンに分け、中間はスロープで繋ぐプランになっています。壁、天井の仕上げは土塗り、内部の建具枠、木製建具には赤身の吉野杉、床にはチーク材など吟味した木材、素材を取り入れています。水周りにはタイル、人造大理石を使用し、耐久性、メンテナンス性はもちろん、上質な素材が持つ高級感のある和の空間に仕上がりました。
- 構造
- RC造
- 種別
- リノベーション
- 場所
- 京都市左京区
- 設計
- 堀部安嗣建築設計事務所
- 竣工
- 令和6年7月
- 延床面積
- 138.19㎡
京都市上京区「UCHU wagashi」
- 特徴
- 「UCHU wagashi」寺町本店、リニューアルオープンのため京町家店舗を改修した事例です。京都の街並みに調和する、京町家の外観イメージは大切にしながら、内部は解体し、内装を一新、白基調の明るい空間に生まれ変わりました。天井は全面吉野杉、エントランスの桧の柱、店舗内の造作家具は全てホワイトオークで、木の温もりが感じられる空間になっています。リニューアルで新たに1階にカフェスペース、2階に事務スペースを設け、これまでより快適に過ごせるように、断熱改修も行いました。また、既存の壁を残したまま、耐力壁をプラスするなどし、耐震補強も行っています。
- 構造
- 木造
- 種別
- 京町家リノベーション
- 場所
- 京都市上京区
- 設計
- Hankai Architects
- 竣工
- 令和6年4月
玄関~耳付きタモの敷台~
- 特徴
- 耳付きタモ材を玄関敷台に使っています。無垢材の個性的な形状を活かし、壁付の端部分には座面として、腰を掛けられるように巾の広い部分を使っています。
京都市山科区「春秋山荘~茅葺民家のリノベーション~」
- 特徴
- 京都市山科区、森に囲まれた築約150年の茅葺民家「春秋山荘」のリノベーションです。外観、内部ともに趣ある建物の雰囲気は大切にしながら、地域の皆さんの文化交流の場として多目的に使えるよう、傷んだ部分は補修をし、過ごしやすい空間へと改修しました。広々とした玄関土間は、大きな梁材などが見えるダイナミックな空間で、約40帖の広さを温める能力を持つ薪ストーブを設置しています。土間奥の水屋は薪ストーブを囲んで寛げるようベンチ、カウンター付の流しを造作しています。目的により色々な演出ができるように、既存の照明に加え、調光、調色ができるスポットライトを取り付けました。また一部開口部を大きくするなど、自然光が入る工夫がなされています。この古民家の建物に人が集うことで、周囲の山にも親しんでもらいたいとの想いで計画され、今回リノベーション工事をさせて頂きました。
- 構造
- 木造平屋建て
- 種別
- リノベーション
- 場所
- 京都市山科区
- 設計
- 高橋勝建築設計事務所
- 竣工
- 令和5年4月