ステンドグラスとは
色のコントラストが美しいステンドグラスは、さまざまな色ガラスをカットし、それを組み合わせて絵や模様を組んでいくものです。
色ガラスを接合するだけでなく、表面に顔料を焼き付けるものもあります。
ステンドグラスで連想するのが教会ではないでしょうか。
教会や西洋館の窓によく用いられています。
ステンドグラスから入る光はとても美しく、見る者を魅了しています。
ステンドグラスは窓だけでなく、ランプの傘や工芸品などの小物も作られています。
ステンドグラスの歴史
ステンドグラスには古い歴史があります。
ステンドグラスはキリスト教とともに誕生したと言われています。
つまり、キリスト教に基づいた芸術品であったと言えるでしょう。
現在のように窓用のステンドガラスが作られるようになったのが西暦400年頃です。
11世紀になるとステンドグラスは各地でさまざまなものが作られました。
世界的に有名なステンドグラス作品が作られたのもこの頃です。
12世紀になると建築用(窓用)の大きな作品が作られ始めました。
日本においての初めてのステンドグラスは19世紀末にフランスから贈られた「十字架のキリスト」です。
長崎の大浦天主堂に贈られたものです。
日本国内でステンドグラスが作られ始めたのは明治40年のこと。
それから今日までステンドグラスはさまざまなデザインのものが作られ続けています。
住まいとステンドグラス
現在、ステンドグラスを取り入れた住宅に人気が高まっています。
ステンドグラスを窓やドアに採用することで、光と影が映える美しい住宅になります。
デザイン性が高く、透明な窓と違い、プライバシーを守ることもできます。
玄関やリビングに採用するのが一般的であり、プライバシーを守るのに十分に採光することができます。
住宅の外部に使用するステンドグラスは、一般的にステンドグラスの外側にガラスが入りペアガラス構造となっています。
断熱性や防音性に優れており、オプションで防犯加工も可能です。
新築住宅の窓に取り入れる方も多いのですが、窓のリフォームの際にステンドグラスを取り入れる方も増えています。
身近にステンドグラスを使うには
窓としてステンドグラスを使うのも良いのですが、もっと身近に使いたいという方におすすめなのがインテリアとしてのステンドグラスです。
照明器具として家具の上にテーブルの上に置くだけで、素敵なインテリアの一品になります。
また、リフォームを考えている方におすすめなのが壁にはめ込むステンドグラスです。
洗面所やトイレ、廊下などの壁にさりげなくはめ込む(埋め込む)だけでも良いのですが、中にあかりを入れることでちょっとした照明にもなります。
綺麗なだけでなく、実用性もあるのでおすすめです。
建具としてステンドグラスを取り入れるのも良いでしょう。
ドアの一部分に取り入れるだけで個性豊かなドアになるでしょう。
身近にステンドグラスの教室もあり、ここで作った作品を住まいの中に取入れて楽しまれる方もいらっしゃいます。
ステンドグラスは暮らしを楽しむための住まいの中のインテリアの一品ですね。
最終更新日:2020年10月13日投稿日:2017年9月26日