「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市中京区で「T邸新築工事」の現場です。
先月に無事上棟し、現場では木工事が進んでいます。
京都の街中、路地奥の旗竿地での計画で、1階が店舗で2階が住居という店舗兼用住宅です。
クレーンが使用できない敷地なので、
建て方は、構造材の搬入から全て人力で行いました。
初日の土台伏せから始まり、3日間で上棟することが出来ました。
T様この度は誠におめでとうございます
総二階で、平入り切妻屋根のシンプルなカタチが構造から分かります。
屋根面の登り梁の部分ですが、二階の南側に大きな外部のバルコニーがあり、その部分の雨除けの瓦屋根のハネだしが長いため、
それを支える登り梁を補強する桔木(ハネギ)と呼ばれる補強梁が入っています。
屋根の四角く空いた部分は、自然光を取り入れるための天窓が入ります。
建物内部、こちらは1階の店舗部分です。
これからアールの間仕切り壁が付き、床はレンガで仕上げます。
二階は住居空間です。
中心に主室、両サイドにキッチンと水周り空間が配置された、ワンフロアで生活が出来るプランになっています。
主室の南側のバルコニーです。
間口約4.8m、奥行き1.3mと、ゆとりのある寸法になっています。
床の仕上げはデッキになります。
工事用の仮設階段を上がった部分です。
階段の袖壁と外壁に沿って造作キッチンが入ります。
主室の奥に、水周り空間がきます。
家事室とウォークインクローゼットも併設されます。
こちらは店舗で使用するカウンター材です。
仕上がりが厚み8.5cm 幅75cm 長さ5mのカウンターになりますので、
加工前は厚み9cm 幅90cm 長さ6m以上の物が必要となります。(現物は7m)
樹種はアフリカ原種のマメ科の「タリ」で、T邸のために探して見つけて購入してきました。
これから大工さんが加工し、現場に取り付けます。
カウンター制作前に、先端部の形状と仕上げの塗装(ウレタン塗装とガラス塗装)は見本を作り検討をしています。
設計は堀部安嗣建築設計事務所さんです。
現場ブログはこちらをご覧ください。
京都市中京区「T邸新築工事」~工事が始まりました~
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最終更新日:2024年7月30日投稿日:2024年7月30日