「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市左京区岩倉で「Y邸新築工事」をしています。
街中の喧騒から離れた山の麓、すぐそばに木々の息吹を感じることができるロケーションでの計画です。
前回は基礎暖房の様子をお伝えしましたが、今回は木材検査と、上棟の様子をお伝えします。
Y邸の構造材は、和歌山県の材木屋「山長商店」さんの木材(土台周り、柱は桧、他は主に杉)です。
「山長商店」さんでは、自社の山を持ち木を育てるところから、伐採、製材、加工と、一貫した体制で材の生産をされています。
Y邸は柱、梁など構造体が現しとなる空間が多く、木材の検品、そして選別をするために山長商店さんに伺いました。
構造の柱、梁が化粧材としてそのまま使用されるので、部材の一本一本確認をして、適材適所に木材を選び使用場所を決めます。
梁は、特に断面が大きいので、木目や節など、理想的な材を選んでいます。
柱も、どの面をどちらに向けるかなど、プレカット加工の前に確認し、選別をしています。
構造材が化粧材として見えることで、木がもつ力強さ、温もりが感じられる心地よい空間となります。
恵まれた天気の中、建て方初日がスタートしました。
加工された木材が続々と納材されます。
通し柱は4.8メートル、近くで見ると迫力があります。
こちらの通し柱の部分は真壁になり、柱は桧の化粧柱です。
こちらの柱の間には外部に面した大きなFIXガラスと窓が入ります。
こちらの柱も化粧材として使用されます。
こちらは化粧柱の芯で梁を継いでいる場面です。
こういった複雑な継手の加工は大工さんが手加工しています。
この継手部分も現しとなります。
約3日で、上棟することが出来ました。
Y様この度は誠におめでとうございます。
設計は横内敏人建築設計事務所さまです。
京都市左京区「Y邸新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市左京区「Y邸新築工事」~整地が完了し、地鎮祭が行われました~
京都市左京区「Y邸新築工事」~基礎暖房工事~~
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最終更新日:2024年3月29日投稿日:2024年3月29日