住まいとDIY2

最近DIYされるオーナーさんが増えています。
海外では、ごく一般的に行われている住まい手自身によるDIYは、建物の維持管理を含めて、建物の価値を上げるものとしておこなわれています。
特に古い住宅(新築が規制されているところもあり)のその価値を残し、活かすものとして行う大規模なリノベーション以外は、比較的簡易な外装や内装の塗装や塗壁、そして壁紙張り等の表装工事はDIY向きだと言えます。
中でも一番簡単な施工は、例えば床の塗装等で、植物性オイルのふき取りなどは、比較的初心者でも簡単に行うことができます。

DIYの仕上がり具合は、もちろんプロが行うものとは少し見た目は違いますが、要所を押さえれば、ある程度きれいに仕上げることが出来ます。
塗り壁や塗装については、事前の養生工事が非常に大切な作業になってきます。
壁や天井を施工する場合でも、床や壁の養生はもちろんのこと、例えば壁塗りの場合は、ドアの枠や、窓の枠、床見切りの巾木、天井見切りの廻り縁などの異質の仕上げで見切っている部分がありますが、塗り部分との接点になるこの部分を特に完璧に養生ができれば、仕事としてはもう半分くらいが出来たようなものです。
この細かな部分をきちっと仕上げることが出来れば、きれいな仕上げとなります。

最近DIYの実例をご紹介

  1. しっくい壁を施工された例1
    壁のしっくい塗りをされたY邸
    (階段室など危険な部分やR壁の難しい部分はプロが施工しました)
  2. 壁を施工された例2
    壁、天井をしっくい塗り風のローラーペイント塗りをされたI邸
    (下地の布クロスは、施工者が貼りましたが、仕上げの塗装は多くの協力者がおられて比較的短い期間で施工されました)
  3. ローラー塗装を施工される
    壁の塗装ローラーペイントをされるH邸
    (壁下地の継ぎ目の処理は、プロが施工しました)

以上、DIY施工の例をご紹介しました。

この中で注意する点がいくつかあります。

・工期が十分にあること
・協力者がいること
・下地の処理が十分であること

これらが十分でない場合は、その部分を工務店がお手伝いしてともに施工する場合もあります。
解らないことがあれば、尋ねて見てください。
コストパフォーマンスがあるDIYですので、是非チャレンジしてみられてもいいかと思います。

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最終更新日:2022年1月19日投稿日:2022年1月22日